2017年日语等级考试一级能力阅读模拟试题及答案(四篇)

2017-08-02 17:38 来源:网络综合
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2017年日语等级考试一级能力阅读模拟试题及答案1

  次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適当なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。
  「ダンプカーと正面衝突でした」と、刑事が言った。「ともかく、完全潰されて......。お気の毒です」
  「いえ.....」悠子は、黒いスーツで、布の下の、夫の死体から目をそむけた。「仕方ありません。自分が逃げたんですから」
  「ご主人が人をはねた、というのは、ご存知でしたか」と、刑事が訊く。
  冷たい死体置き場の空気に、悠子の顔は少し青ざめていた。
  「何かあったらしい、とは思っていました。ひどい雨の日で...。でも、何も言っていませんでしたが」
  「そうですか。―――まあ、ご主人がなくなってしまったは、ご主人がはねた相手への補償の方も、面倒ですね。」
  「でも、主人の責任なのですから、できるだけのことは、妻として、させていただきますわ」
  ……そう。少しぐらいのお金が何だろう?
  あの夫と、義母(ぎぼ)から解放された代償なら、安いものだ。
  悠子は、表に出ると、まぶしい日射しに目を細めた。
  自由。自由なのだ!
  人をはねた、そのことが、逆に自分の「武器」になる、と悠子は気付いたのだった。
  久米子は、悠子が「やっぱり気が咎め(とがめ)ます。自首したいんです」と言い出すと、あわてて悠子のご機嫌を取り始めた。
  それは何とも愉快な経験だった。悠子は、久米子と調子を合わせておいて、一方で、夫の会社へ電話をした。
  小心な夫は、放っておけばだれも気にしない小さな凹(くぼ)みを、何とかしようとして、墓穴(ぼけつ)を掘ったのだ。悠子の予測通りだった。
  刑事が訪ねてくるタイミングも、絶好だったし、よもやと思ったことが―――久米子まで、息子と運命を共にするという、夢のような結果になったのだ。
  歩きながら、悠子は、つい笑み(えみ)がこぼれるのを押さえ切れなかった。
  私と健一で、楽しく暮らせるんだわ。その内には、すてきな男性が現れるかもしれない...。
  悠子の足取りは軽かった。
  「そうだわ」
  健一が一人で留守番している。電話しておこう。今から帰るわよ、と。―――二人で、おいしいお菓子でも食べよう...。
  電話ボックスに入って、自宅へかけた悠子は、お話中の信号音に、眉を寄せた。
  「健一ったら...」
  どこかへかけているのかしら?それとも、かかってきたのだろうか?
  まあ、いい。後でまたかけてみよう。
  悠子はボックスを出て、歩き出した。
  「もしもし...」
  と、健一は言った。
  「はい、警察です。もしもし?」
  「あのね...僕のお母さん、車で人をはねたんだよ」
  「何ですって?」
  「誰かをね、車ではねたの」
  「もしもし。―――君の名前は?」
  健一は、学校でもよくほめられていた。自分の名前を堂々と言える、というので。
  もちろん、電話でだって、ちゃんと名前をいうことができる。···健一は得意だった。
  (赤川次朗『幽霊屋敷の電話番』新潮社)
  問題:
  「問1」 この物語の内容と合っているものはどれか。
  1. 悠子の義母が人をはねたことを、悠子の夫は隠そうとして事故で死んでしまった
  2. 悠子の夫が人をはねたことを、悠子の義母は隠そうとして事故でしんでしまった
  3. 悠子の息子が人をはねたことを、悠子の夫は隠そうとして事故で死んでしまった
  4. 悠子が人をはねたことを、悠子の夫は隠そうとして事故で死んでしまった
  「問2」 この物語の結末はどうなるかを考えよ。
  1. 悠子は息子健一と楽しく暮らしていく
  2. 悠子は義母と息子健一と暮らしていく
  3. 悠子は警察につかまる
  4. 悠子の義母は警察につかまる
  単語:
  ダンプカー dump car 货车
  調子をあわせる 奉承,帮腔
  放っておく 扔下,撇开不管
  足取り あしとり 步伐,踪迹
  ご機嫌を取り始める 讨好,取悦,逢迎
  墓穴を掘る:自分で自分をだめにしてしまうようなことをする
  翻訳:
  “和货车正面相撞”刑警说,“不管怎样,彻底被毁了。。。太可怜”
  “不。。。”
  悠子穿着黑西服,不忍正视白布之下,丈夫的尸体。“没办法啊,因为是他自己逃跑的。”
  “你丈夫撞了人,这事,你知道么”刑警问道。
  安放尸体的冰凉空气中,悠子的脸竟些许泛白。
  “要说发生了什么事呢。那天下着倾盆大雨。。。但是,他什么都没有说”
  “是这样啊—那你丈夫去世了,但他撞的人的赔偿方面,会很麻烦啊。”
  “话虽如此,我丈夫要负责任,所以尽可能地,作为他的妻子,让我做些什么吧”
  ——是的。一点点钱又算得了什么呢?
  若代价是能从那男人和继母得到解放,真是太便宜了。
  悠子走出屋外,耀眼的日光,眯起双眼。
  自由。我自由了!
  悠子意识到,撞了人的事,却反倒成为自己的“武器”。
  悠子突然对久米子说,“还是内心不安。我想去自首。”,婆婆开始讨好慌张失措的悠子。
  那比任何都要愉快的经历。悠子奉承着久米子,一边往丈夫的公司打电话。
  小心翼翼的丈夫,丈夫想要欲盖弥彰,正在自掘坟墓。正如悠子猜的那样。
  刑警询问的时机也是极佳的,总以为不至于那样——久米子之前都想和儿子共命运,但结果却真的梦想成真了。
  走着走着,悠子终于绽放笑颜无法遏制。
  我和健一一起快乐生活。也许在期间还能出现好男人。。。
  悠子渐渐轻快。
  “会是那样的”
  健一现在还一个人看家呢。打个电话吧。现在回家,然后———两个人吃着美味的点心。。。
  进入电话亭,给家里打电话的悠子,听到通话中的提示音,皱起眉头。
  “健一怎么。。。”
  (他)打给谁呢,还是有人打给他的呢?
  也罢,无所谓。过会儿再打给他吧。
  悠子出了电话亭,走了出去。
  “喂喂。。。”健一说。
  “你好,这里是警察局。请说?”
  “那个。。。我的母亲,用车撞了人。”
  “你说什么?”
  “有人,撞了人。”
  “喂,你的名字是?”
  健一在学校经常被表扬,据说是因为能大大方方地说出自己的名字。
  当然在电话里,也能很好地说出名字——那毕竟是健一擅长的。
  (赤川次郎《鬼屋的电话号码》新潮社)
  问题
  1 和这个故事符合的选项是哪个。
  ①悠子的继母撞了人,正想隐瞒,悠子的丈夫因事故死去
  ②悠子的丈夫撞了人,正想隐瞒,悠子的继母因事故死去
  ③悠子的儿子撞了人,正想隐瞒,悠子的丈夫因事故死去
  ④悠子撞了人,正想隐瞒,她丈夫因事故死去
  2 想象一下这个故事的结局会是怎样。
  ①悠子和儿子健一共同快乐生活
  ②悠子和继母还有儿子共同快乐生活
  ③悠子被捕
  ④悠子的继母被捕
  ヒント:
  出场人物[悠子•丈夫(夫)•继母(久米子)•健一•刑警],其中丈夫,继母的表现都是通过悠子的视点来描写的,所以悠子是主人公。
  解き方:
  1. 主题是车祸。根据情节,「夫の死体」「ご主人が人をはねた」的地方,可以判断丈夫是撞人之后死亡的。因此排除1,3.「人をはねた、そのことが、逆に自分の『武器』になる」悠子和婆婆说的「自首したいんです」,实际撞人的是悠子。排除2.答案4.
  2. 在考虑结局前,找找还有谁活着。「夫と義母から解放された」「久米子まで息子(悠子の夫)と運命を共にする」几处可以得知,婆婆久米子也死了。所以2和4是错误的。接着,悠子的儿子健一向警方揭发母亲才是撞人的罪魁祸首。从这里判断,悠子会被捕。答案3.


2017年日语等级考试一级能力阅读模拟试题及答案2

  年より若く見える人は、実際に、その肉体も若いのか。体力はあるのか。ちょっと気になる疑問だが、ほんとうに、この調査をやった医者がいた。北九州に住むその人から、わたしは直接聞いたのだが、答えは、①その通り、であった。私は他人から、十歳から十五歳ほど若く見られることが多い。それで「灰谷さん、よかったね」という気持ちをこめて、②この話をしてくれたのだろうと思う。
  財を誇る人ははしたないように、自分の若さや健康を鼻にかけるのも、よい趣味とはいえない。わたしは心身とも虚弱体質で、自給自足の生活やら、何やらで、年をとってから、望ましい体質に変わった。それがうれしくて、(  ③  )自分の健康を人に自慢するようなところがあった。
  去年の暮れ、生まれて始めて入院した。過労からくる脊椎の神経圧迫ということだった。神様に叱られたような気がした。世の中には病気で苦しんでいる人がたくさんいるのだ。④いい気だったと自分を恥じた。
  そこで、はじめの話しに戻るのだが、若く見える人が肉体も若いという説は、私の住む沖縄・渡嘉敷島の老人には(  ⑤  )ようだ。いったいに南島の人にいえることだが、早く老人顔になる傾向がある。しかし、そこからがすごい。物腰は毅然としていて、体全体がしゃっきりしている。そして実際良く働く。畑や海へ出ているのは、たいてい老人だ。体の、どこが悪い、あそこが悪いというような会話は耳にしたことがない。愚痴っぽい話や、物事を他者の所為にする類の話は、まず、しない。
  いつまでも太陽が顔を出さない天気を嘆いていたら、島の老人にいわれた。
  「⑥自然には自然の都合というものがあるのです」
  自然の都合が人間の都合と反対だということは残念なことだ。
  問 1. 下線①「その通り」とはどういうことか。
  1. 年寄り若く見える人は、肉体も若いし、体力もある。
  2. 年寄り若く見える人は、肉体が若いか、体力があるか、どちらかだ。
  3. 年寄り若く見えても、肉体が若いのか、体力があるのかは分からない。
  4. 年寄より若く見えるからといって、肉体も若いとは限らない。
  問 2. 下線②「この話」とは、どんなことか。
  1. 筆者が医者から話を聞いたということ。
  2. 財を誇る人ははしたないということ。
  3. 筆者が年寄り若く見えてよかったということ。
  4. 医者が調査したわかったこと。
  問 3. (  ③  )に入れる適当な言葉を選びなさい。
  1. いろいろ
  2. ついつい
  3. そろそろ
  4. なかなか
  問 4. 下線④「いい気だったと自分を恥じた」のは、なぜか。
  1. 財を誇ったり、自分の若さや健康を自慢するのが趣味だったから。
  2. 健康を自慢していたのに、過労で入院したから。
  3. 病気で苦しんでいる人がいるのに、自分の健康を自慢したから。
  4. 自分が虚弱体質であったのに、自分の健康を自慢したから。
  問 5.    (   ⑤   ) に入る適当な言葉を選びなさい。
  1. 当てはまらない。
  2. 当てはまることもある。
  3. 当てはまることもある。
  4. 当てはまるかどうかわからない。
  問 6. 下線⑥「自然には自然の都合があるのです」とはどういう意味か。
  1. 自然の都合がいいときはいつなのか、よく考えたほうがいい。
  2. 自然は自然の法側で働くのだから、人間にはどうすることも出来ない。
  3. 嘆くよりも、自然の都合をよく知ることのほうが大切だ。
  4. 自然の都合が人間の都合と反対だということは残念なことだ。
  全文翻译:
  看起来年轻的人,他的身体就年轻吗?就有体力吗?对此我有些怀疑。不过,确实有个医生对此进行了调查。他住在北九州,我直接问过他这个问题。回答是肯定的,我就常常被人认为比实际年龄轻10到15岁。于是,我猜他也许是怀着“灰谷,不错嘛”的安慰心情跟我讲那番话的。
  正如显宝是极庸俗的事一样,夸耀自己的年轻与健康也为人所不齿。我原本身体很虚弱,但不知是由于这种自给自足的生活还是其他原因。上了年纪后体制却变好了。有时也因此而高兴,便会不由得向别人炫耀自己的健康。
  去年年末,生平第一次住院。说是因为过度劳累造成的脊椎神经压迫。我想这可能是上天对我的惩罚。世上有那么多人为疾病所困苦,而我却沾沾自喜真是惭愧。
  回到刚才的话题。看起来年轻的人,身体也年轻这一说法似乎不太适用我所居住的冲绳、渡嘉敷岛的老人们。一般来说南岛的人很早就会显出老相。但令人吃惊的是他们仍举止硬朗,身体笔直,且常常劳动。下田出海的大多是老人。从未听他们说过身体这那不舒服的,也从不发怨天尤人的牢骚。
  如果你埋怨天气不好的话,岛上的老人就会说:“自然也有自然的法则。”
  答案:1 4 2 3 1 2


2017年日语等级考试一级能力阅读模拟试题及答案3

  次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適当なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。
  自然と人間とを対置して考えてみる時、みかい民族、とくに野生の動植物資源をあつめて、移動しながら生活する採取しゅりょう民の世界では、自然に対する人間の力、つまり生存のための技術の力が弱く、人間は自然の暴威にさらされている。したがって社会結合の単位は小さく。その生活内容も貧しく乏しい。
  しかし、これを人間集団の中の人間関係といった面から見ると、夫婦と子供から成る家族的結合は緊密で、肉親の愛情はこまやかだし、戦争も、盗みも、詐欺も、今日の文明社会で考えられているような意味で起こりうる条件は存在しない。
  また原始人とか未開人とかいえば、自然の前に無力であるように、さまざまの伝統的な社会力や、神秘な超自然力の支配に屈従し、まじないや祈祷に明け暮れしていると考えるのが、いわゆる文明人の常識である。( ① )人間の技術が低ければひくいほど、人間が自然に対する戦いに弱いことはいうまでもない。
  しかし、政治にせよ、流行にせよ、信仰にせよ、人間が超個人的な力のままに支配されている度合は、自然を征服したと誇るわれわれ現代の文明人の方が、原始人よりも大きな違いがあることに大きいのではあるまいか。親しく彼らに接した人類学者たちはいずれも、狩猟採取民の社会では、制度が個人を支配する程度が少なく、社会や文化に対する個人の比重はそれだけ( a )と言う。つまり食料採集民のように、幼稚な技術水準に対応する、単純で小規模な社会結合をもった人間ほど、個人は機械力に隷従する度合が( b )のと同様に、また制度的な価値の拘束をうける程度が( c )、個人のたくましい創意や能力のはたらく余地は、それだけ相対的に( d )というのである。
  ところが農耕だの牧畜だのといった多くの新技術の発明によって、いわゆる自然の征服が進めばすすむほど、社会的結合の範囲は拡大し、内部の人間関係も文化して複雑となり、とくに金銭万能の商品生産の社会にいたって、人間は逆に、ますます強い人間外の力に支配されるようになる。いわゆる人間の自己疎外だ。そしてついに、核兵器とオートメイションとマスコミの現代文明の重圧の下では、手段としての機械力が自立化し、個々の人間は文明という巨大な機構の部分品と化して、その( ② )。
  問1 ( ① )に入る適当な言葉を選びなさい。
  1それとも   2それとなく   3なんとか   4なるほど
  問2 ( a )~( d )に入る適当な言葉を選びなさい。
  1.(a)大きい  (b)多い    (c)高い  (d)広い
  2.(a)小さい  (b)多い    (c)高い  (d)狭い
  3.(a)大きい  (b)少ない  (c)低い  (d)広い
  4.(a)小さい  (b)少ない  (c)低い  (d)狭い
  問3 ( ② )に入る適当な言葉を選びなさい。
  1.主体性を失うまいとする
  2.個性を失うべきではない
  3.全体性を失いがちだ
  4.自主性を失ってしまう
  問4 本文の内容と合わないものはどれか。
  1.原始人は社会的水準は低いが、集団に及ぼす個人の力は大きい
  2.原始人は超個人的に支配されているため、社会に対する個人の比重は小さい
  3.現代人は制度に縛られ、自己の意志にしたがって行動することが難しい
  4.現代人は多くの新技術を開発した結果、自己疎外をひき起こした
  全文翻译:
  将自然与人对立起来考虑时,未开化民族、特别是在野生动植物资源为生的游牧民族的世界里,人们对自然的抵御力,即人为了生存而拥有的技术力量相当薄弱,人类经受着大自然的风吹雨打。因此社会团体很小,生活也很贫穷、枯燥。
  但是,从集团中人与人的关系来看,由夫妇和孩子组成的家庭关系是紧密的,亲情也是身后的。不存在如当今文明社会人们所想象的引发战争、偷盗、诈欺的条件。
  所谓的文明人一提起原始人或未开化民族,就会认为他们无力对抗大自然,只能屈服于各种各样的传统社会力与神秘的超自然的支配,每天埋头于念咒与祈祷。当然,人类技术越低,不用说抵御自然的能力就越弱。
  但是无论是在政治、流行还是信仰方面,以征服了自然而自诩的现代文明人受超个人能力支配的程度的支配,比起社会和文化,个人的比重更大。也就是说,像以采集食物为生的人们,相对于他们不成熟的技术水平来说,越是单纯的小规模的社会团体、个人受控于机械的程度就越低那样,人们所受的体制性价值观的束缚越低,发挥个人的创造力与能力的空间就相对更大。
  可是,随着农业与畜牧业等新技术的发明所谓人们对征服的自然进一步推进,社会组织的范围进一步扩大,内部的人际关系也分化的更为复杂。特别是在金钱万能的商品生产社会里,人类受外界的支配反而更强。更所谓人类的自我丧失。最终,在核武器、自动化与大众传媒发达的现代文明的重压下,作为手段的机械开始独立,人变成文明这一巨大机构的一个零件,失去了其原有的自主性。
  答案:4 3 4 2


2017年日语等级考试一级能力阅读模拟试题及答案4

  次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適当なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。
  時男は、昼休みにホテルのコーヒー•ラウンジへ行き、気取って本を読んだりすることがある。ホテルのクールさが、時男の何かをほぐしてくれるためだ。ホテルのコーヒー•ラウンジには、時男とはレベルの違うビジネスマンが屯(たむ)ろしていて、それをながめるのも贅沢な気分だった。
  「あの、アイリッシュ•ティ......」
  気取って注文をした時男は、ひとつ向こうの席の四十半ばくらいの、エリートらしき男たちの会話に耳をかたむけた。
  「お宅の方から五億くらいですね......」
  時男にとってはケタのちがう金額が、片方の男の口から軽々と吐き出され、
  「いや、うちの五億は出させていただくとしてですね......」
  片方の男もやわらかくこれに応じる。時男は、うっとりとそのやりとりをながめていた。ひとりがタバコをくわえ、しきりにライターを探しはじめた。そして、相手のタバコの上にあった百円ライターを、かるい会釈(えしゃく)をして手に取り、タバコに火をつけた。五億の商談は、つづいていた。火をつけると、男はそのライターを、相手のタバコと自分のタバコの中間においた。
  すると、①相手の男の目に一瞬、不安の色が生じた。そして、吸いたくもないタバコをくわえ、真ん中のライターを取って火をつけると、それを自分のタバコの上へ戻したのだ。五億の商談は、その間もよどみなくつづいていた。五億の商談と、百円が二十センチ遠のいただけで不安をおぼえる貧乏性、その二つがエリート風の男のあいだでゆれいごく。現代の②TOKYOも捨てたもんじゃないと、時男はしばらく高見の見物をきめこんだものだ。
  (村松友視「TOKYO物語(3)『中吊りの小説』新潮文庫による」
  問1 ①「相手の男の目に一瞬、不安の色が生じた」とあるが、どんな不安か。
  1 五億もの商談が成立するかどうかの不安
  2 自分のライターを返してもらえるかどうかの不安
  3 相手がタバコを吸うときに、火をつけてあげなかった不安
  4 百円ライターを使っていることをどう見られるかという不安
  問2 時男はなぜ②「TOKYOも捨てたもんじゃない」と思ったのか。
  1 ホテルのコーヒー?ラウンジで五億の商談が平然とされていたから
  2 五億の商談をする男が、庶民的な百円ライターを使っていたから
  3 エリート風の男が、自分のライターを軽く相手に貸してあげたkら
  4 大都会で生きているのは、自分の物に執着する普通の人間だとわかったから
  単語:
  ラウンジ  lounge 休息室
  気取る きどる/けどる[自他五] 装腔作势,冒充;[他五]察觉
  ほぐす  [他五]解开,揉开
  たむろ [名/他サ]聚集,旧时派出所
  アイリッシュ Irish 爱尔兰
  エリート  杰出人物,尖子
  耳をかたむける 倾听,聆听
  ケタが違う  相差悬殊,不可比拟
  よどむ  淀む/澱む [自五]阻塞,不流畅
  参考翻訳:
  某帅哥午休时去饭店里的咖啡休息室,有时装腔作势拿本书读读。在饭店的冷气下,帅哥不知道在玩弄着什么。在饭店的咖啡休息室里,帅哥和水准不一样的商人聚集在一起,就是远望那场景也是非常奢侈的心情。
  “你好,来杯爱尔兰茶。。。”装腔作势点单后的帅哥,向对面的坐席一位45岁左右,倾听着和精英样子的男子们的谈话。
  “您出5亿啦。。。”
  对帅哥而言,那是相差悬殊的金额,对面男子口中悠悠吐出
  “不,还是请让我来出5亿吧。。。”
  对面男子也轻松地答应着。帅哥发着呆互视。一人叼起香烟,突然开始找打火机。然后(看见)对方的香烟盒上价值百円的打火机,随便打个招呼就伸手拿,给香烟点火了。5亿的商业谈判还在持续。一点上了火,男子把那只打火机放在了对方和自己的香烟之间。
  于是,在对方男子的眼中一瞬间,闪过不安的神情。于是叼着原本不想抽的香烟,从正中间的取走打火机点火,把那只放回在了自己的香烟上方。5亿的贸易谈判,期间并没有中断而继续着。5亿的贸易谈判和价值百円20厘米之间的距离让人感觉不安的一种小家子气,在那两位精英外形的男子中弥漫着。不应该舍弃现代的 TOKYO,帅哥应该暂且听取高尚的(值得一看)东西。
  解答:
  練習1 答え:2
  解説:エリートらしき男2人の行動には注目する。「不安の色が生じた。」のは、「相手のタバコと自分のタバコの中間に<ライターを>おいた」時である。次に<不安の色を示した>男は吸いたくもないタバコを吸い、ライターを自分のタバコの上へ戻した。つまり、男の不安はライターの置かれる場所に左右される。「百円が二十センチ遠のいただけで不安をおばえる」というとこもポイント。
  練習2 答え:4
  解説:「捨てたもんじゃない」とは「まだ、いい所があるじゃないかと、そのものの価値を見直す」時に使う表現である。「五億の商談」は大都会のイメージ。「百円ライター」は人間味の象徴である。時男が興味が持ったのは、五億の話をする一方で、たった百円のライターに、エリート風の男の心が動いていること。